----------------- 康越 書展 「手師の言祝ぎ」 -----------------

 

2016年1月13日〜17日

   10:00〜19:00(※最終日は16時閉廊)

会場:神戸ポートピアホテル ポートピアギャラリー

 

<新春の大筆揮毫> 13(水)初日:14時〜  &  16(土)14時〜 

いずれも会場にて大筆を披露させていただきました。

 

 

5日間、延べ137名のお客様をお迎え致しました。

他、お名前等把握できず、

ご挨拶が行き届かなかった方も多くいらっしゃいます。

 

全ての皆様へ、

心より御礼申し上げます。

 

> Blog 「康越 書展 手師の言祝ぎ を終えて」

 

 


賛助:

 

展示会場には、広瀬香葉先生による添え花の賛助をいただきました。

作品の内容に合わせてさり気なく深みを加える花や花器に、お客さまの会話が弾みました。

>香葉先生 花のBlog「一花一葉」

http://blog.goo.ne.jp/sh_kouyou


 

康越 書展 『手師の言祝ぎ』 

 

— 写真集 —

 

 

 

 

 

<大筆揮毫>

 

・初日13(水)「梅花似照星」8m

・16(土) 「感謝」 4m

 

 



 

 

 

<言祝ぎ 人気投票>

 

作品ランキング発表

 

 

会場にて、作品の人気投票を行いました。

お気に入り3点を選んでいただきます。

1位=3点、2位=2点、3位=1点 を加算、

 

来場者137名のうち、比較的空いている時間帯の

計48名の方々にご協力いただきました。

 

さて、結果は…?

 

 

1位:   風         21点


まさに風が吹いているようだ。気持ちが軽くなる。わくわくした気分。きりっとしてかっこいい。墨のにじみやかすれが見ていて飽きない。綺麗。清々しい。額も含めて素敵。


        風和      21点

迫力がある。自然のパワーを感じる。

吸い込まれそう。飛び散った墨などがかっこいい。壁にかけたい。

イベントの際など掲げたい。

2位:   椿          17点


余白が面白い。フォルムが好き。癒される。かわいい。

椿の花を飾っているみたい。笑顔になる。

 


4位:   澄心        11点

5位:   感謝(大筆)    10点

6位:   瑤春(大筆)     9点

      花霞         9点

      凛          9点

 

3位:   朧月         15点


渋い。心に響く。かっこいい。夜空を感じる。絵のようにも見える。強い。これを飾って似合う部屋に住みたい。憧れる。

 

 

 

    …という結果でした。

お客さまのコメントとともにご紹介しました。

 

人気だった「風」は、会期中に売約済み、

「風和」は展示商談中となりました。

 

新たな土地で、作品たちが皆様の心を癒し、

励まし、何かしら小さな力となることを、心より祈っております。


 

ご来場、誠にありがとうございました。

康越 ー書展ー 「手師の言祝ぎ」が終了致しました。

私たちの把握では、5日間で延べ137名のお客さまを会場にてお迎えさせていただくことができました。

お名前等把握できなかった方々も含めますと、より多くのお客さまが会場で作品を愉しんでいただきました。

心より御礼申し上げます。

 

いただいた一言一言を胸に大事にしまい、

これからも書の愉しさを伝え続け、

心を癒し、励まし、勇気づけ、和ませることのできる書を、

書き続けられるよう精進してまいります。

 

また、この六甲山の自然の恵みを作品に変えることで

素晴らしさ、守っていくことの大切さを伝え続けたい、そんな想いでおります。

本当にありがとうございました。    康越

 

 

 

 

言祝ぎ 裏話


 

 会場に飾られていた幅4mの大筆作品「風和」は、個展準備期間が充分になかった為、撮影できる作品が無く、ふとしたアイデアから森の中での大筆揮毫を思いつきました。

カメラマンはアナログカメラのため、7秒に1度しかシャッターが押せません。

 

最期の一画を書き終えた瞬間しかシャッターチャンスがないこの撮影、OKが出るまでに実はテイク5!

 

 

 

 

5度目の挑戦で、森に光があふれ、風がやみ、康越の書の出来映えや画額もぴったりと収まり、このような作品が生まれました。

 

紙の下に松ぼっくりがたくさん転がっており、筆の勢いで紙を突き破って飛び出して来ました。

松ぼっくりによる穴が、この作品に勢いと、面白さを添えています。

会場にお持ちしたのは、まさにポスターの原画となった5枚目の作品です。

書き終えた大筆作品を並べて。




このポスターの撮影は、神戸市塩谷にスタジオを構える写真家

酒本和範さんのアナログカメラによるものです。


酒本さんは、写真家として康越同様にデジタル化されるカメラの世界に芸術としての危機感、同時に一瞬を切り抜く職人としての誇りを持っておられました。


人の手による、温かみ、ぬくもり、そこにしかない大事なもの。


それらを包み抱き上げるように、丁寧に撮られた1枚1枚は、

どこか、胸の奥をぎゅっと掴まれるような切なさや、愛情、今日ここにしかない季節の愛おしい表情が詰っています。


森の中で大筆を書き終え、ほっと一息、

周囲の自然へ目を向けた一瞬を捉えています。




<ポスター撮影>

Studio Cheese 酒本和範氏

http://studiochee18.wix.com/analog-photography