手仕事復興支援 阿波藍振興活動


岡山に染め場を持ち、藍染復興のため全国へと飛び回る外山正さん。

外山さんのご実家は、日本ではもう5軒しか残っていない、貴重な「藍師」として、徳島で藍染の原料を生産されているお宅です。

外山さんは国の重要文化財に指定されている「藍師外山家」の16代目にあたり、染め師として、全国に藍染のお弟子さんを育てて来られました。その外山さんがアトリエFoo*waを訪ねてくださったのは2015年5月のことでした。

アトリエでは「藍染め 茶話会」を開き、藍染について地域の皆さんと本格的な知識を学ぶ機会を得ました。

 

そしてその夏、私たちは「藍染」に対して、自分たちが出来る事は何か、を何日も集まり、話し合った結果、

「藍染めドレス」の制作に挑戦することに致しました。

 

文化サロンとして、アパレル会社として、それぞれができることを考え、

日本の大事な伝統芸術である藍染をより身近なものに、同世代の人たちにとって新鮮なものにしたい。

そうすることで、少しでも多くの方々に藍染の魅力と神秘を伝えられたら…そう考えたのです。

 

岡山の染め場に、私たち自ら染めを教えていただきに伺い、

徳島「藍の館」の皆さんのご協力もいただいて、ひと夏をかけドレスは見事に完成しました。

蒼羽 網代羽衣


その秋、9月18日 日本デザイン協会ファッションショー(NHK大阪ホール)にて、ドレスを発表、

「NDK賞(日本デザイン協会賞)」を受賞致しました。

 

協力していただいた方々に、心より感謝しています。

ドレスはアトリエに展示しておりますので、お稽古やイベント等で通われる際に、どうぞ間近でご覧ください。