加古川井上邸プロジェクト_2つ目の決断

7月9日(日)🌿

今年初のアブラセミの声が、池のほとりで青紅葉からけたたましく響きます。

強い陽射しと水面の照り返し。みな、本格的な夏の陽射しに若干ひるむ。

 

花畑と裏庭を分断するように立ちはだかって風を止めていたカイズカイブキ。

猛烈に絡み合った細枝が、まさに虫の巣窟でした💦💦

 

幹を長めに残して、ついに切り倒され花畑に風が抜けるようになりました。

そして今日は、私たちにとって大きな決断をまたひとつ超えました。

 

隣接する500坪の更地も、手放さず維持することに決めたのです。

これまで、使い道がなくマイナスに取られていた空き地。

 

今後も固定資産税を払い続けるのか?

それとも、

売却して本敷地内の維持管理に充てるのか?

 

毎晩、寝る前に心を落ち着けてイメージをしていました。

 

もう売却を迎えようとした頃、夢の中でメンバーが広い畑で青々とした草を刈っていたのです。

ただの草刈りではない、青空にたくさんの青い布がたなびいている光景でした。

 

そう、藍です。

 

藍を植えよう。

 

日本の伝統文化のひとつとして、決して絶やしてはならない藍染。

その大事さ美しさは、私たちは2015年からの取り組みで心に深く刻んできています。

 

目指すのは高級品や作品ではなく日常のごく身近にある衣としての藍。

私たちと同じ風土から育まれた植物がもつ染料は、自然に私たちの肌にもよく馴染みます。

 

美しい藍染を広めることは、日本の風土の美しさに対する誇り。

 

またメンバー心新たに一丸となって、この500坪の更地を藍畑として活用しよう!と、前を向いて歩き始めました。

これは財団設立を断念した年明けから半年後の、2つ目となる大きな決断でした。

 

 

 

 

昼すぎ、奥田さんが「冷たい甘酒」を皆さんにふるまってくださり、

「飲む栄養剤」と言われるほどの即効性に驚くばかり!

 

夏バテ防止、暑気祓い、冷たく冷やした甘酒を飲む習慣が江戸時代からあったそうです。

 

 

 

お昼にバーベキューもしました🌿