連日、たくさんの方々に岬藍の藍染体験を楽しんでいただきありがとうございます🌿
ですが…この度、一般の方々の藍染体験の受け入れを、休止させていただくことになりました。。
理由は、
近隣の地域より、明らかに岬藍の影響で藍の事業化を計画しているという、情報を得てしまった為です。
岬藍が、楽しくおもしろく藍染を発信することで、うちにもできる🌿したい🌿人気ありそう🌿
…商業的に捉えられてしまったのかもしれません。
何度も繰り返しますが、
藍は日本の大事な「伝統工芸」のひとつです。
勿論、身近に感じてくださることは嬉しい事ですが、間違った手法や解釈が拡散することにつながる事象は、私たちは決して望みません。
藍の裾野を広げるためには、私たちは伝承のみで未来へとバトンを繋いでいきたいと願っています。
それ以外の派生は望みません。
この1ヶ月お師匠方、先輩方ともよくよく話し、語り合いました。
SNSというツールは、決して伝統文化のジャンルにおいてはベストではないと感じてもいます。
伝統文化はどんどん拡散すれば良い、というものでもない。
バトンをつなぐことにも時間を要し、伝統文化を「道」として深く理解する人から人へ、
尊敬と信頼という伝承があってこそ技が磨かれ質が高まり、守られていきます。
流行り廃りとは無縁で、時代背景に左右されるべきではないもの。
また、これはどこの業界も共通かもしれませんが「岬藍」は、
私たちが自らの知識や経験や人脈で、ゼロから創り上げたブランドです。
この文化事業そのものを「剽窃」する可能性も非常に高いという問題点も含んでいます。
岬藍というネーミングプロセス、藍にまつわる表現、プラン、運営形態、理念、栽培手法、技法…等、いわゆる「パクリ」です。
お客さまの中には、何度も繰り返し藍染体験に来られて、私たちには黙って、表面的に、見える部分だけ「剽窃」してしまう人たちがいるということ…
中には真摯に、相談に来てくださる方やご夫婦もありました。
その際にはしっかりと説明をしてご理解をいただき、
中にはまず働き手として、この世界へ足を踏み入れようとしている方もいます。
全国的にも、自称藍師による悩ましい事例が増えているのは知っています。
苦渋の決断をいたします。
こうした事例が出始めたからには、続けるわけにはいきません。私たちは甘かった。
私たちの周りにはいつも笑顔があふれ、そんな人たちはいない、私たちには無縁のことだと思っていたんです。
私たちはバトンをいただいた者として、黙って見過ごすわけにはいかないのです。
閉鎖的にならないよう気を付けたいと思います。
教育、自治体など公の団体様はじめ、大事な根幹部分からしっかりと学んでくださるグループ、団体様のご来訪は引き続きお受けいたします。
(すでにご予約をいただいている方々の体験は、しっかりと内容を吟味し直し、今季は続行させていただきます)
関係の方々におかれましては、この不始末を心よりお詫び申し上げます。
そして周囲の皆様の、変わらぬご理解とご協力を、改めてお願い申し上げます。
アトリエ風和 岬藍ファーム
必ず、未来にバトンを繋ぎます